読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

最終話 後日談

 

今日は友達への誕生日プレゼントを買いに来た。

 

デパートを巡り、昼過ぎには必要なものが揃った。

 

まだ日は高いが、帰るか。

 

そう思った矢先。

 

その男は突然現れた。

 

 

 

「買い物中ですか?」

 

なんだこいつ。スカウトか。無視しよう。

 

 

 

「いや、キャッチとかスカウトじゃないですよ。」

 

あれ、違うのか。

 

 

 

「でっかい袋持ってるし。買い物でしょ。」

 

無視しているのに、まだ付いてくる。

 

 

 

「荷物重い?

 

だいぶ、脚がプルプルしてる。

 

一瞬、そこのスタバで休みましょう。」

 

脚がプルプル…つい反応してしまった。

 

 

 

もちろん断ったが、あーだこーだ言っているうちにペースに巻き込まれ、結局この男と一緒にコーヒーを飲んでいた。

 

変な男だ。街で声をかけてきたくせに、不思議な安心感がある。

 

 

 

気づけば、1時間後にはホテルで一緒になっていた。

 

なぜこんなことになったのか、よく分からない。

  

別れ際に、私の方から連絡先を聞いて解散した。

 

 

 

2週間後。

 

この男と再会した。

 

今回は、この男の部屋に泊まった。

 

 

 

ほぼ布団しかない部屋。

 

なんだこれ。ヤリ部屋か。

 

まぁ、いい。

 

小さなキャンドルを一つだけ灯して、体を重ねた。

 

 

 

信じられないくらい殺風景な部屋だが、一緒にいると安らげる。

 

自分の中に芽生えていたある気持ちが確信に変わった。

 

私は神妙な面持ちで話を切りだした。

 

 

 

私「真面目な話していい?」

 

男「うん?」

 

私「好きになっちゃった。」

 

男「まじか。」

 

私「付き合うとか、そんな感じではない?」

 

 

 

誤解がないように言っておくと、私は決して軽いタイプではない。

 

これまでは、何度もデートを重ねて、それでもピンと来ないので、交際を申し込まれても断る、というパターンを繰り返してきた。

 

こちらから告白すること自体、初めてだ。

 

2回目で気持ちを伝えるのは早いとも思ったが、決断は速い方が良い。

 

 

 

部屋が暗くて、男の表情はよく見えない。どうやら、困惑しているらしい。

 

私「ダメ?」

 

男「ダメじゃないけど、まだ2回しか会ってない。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私「それを言うなら、私たち出会って1時間でエッチしてる。」

 

 

 

男「たしかに。」

 

 

 

はい論破。

 

 

 

男「俺に誠実さを求めるのはやめてよ。」

 

私「分かってる。」

 

男「しかも、今はブラブラしてるで。ほんまにいいん?」

 

私「声かけてきたのはそっちなんだから、そこは頑張ってよ(笑)」

 

男「はい。」

 

 

 

私「・・・。」

 

 

 

男「・・・。」 

 

 

  

一瞬、沈黙。

 

 

 

 

 

男「これからよろしくお願いします。」

 

 

 

私「よろしくお願いします。」 

 

 

 

 

 

 

 

・・・以上、こちらの記事で登場した子の視点を基にして、交際開始までの経緯を書きました。

 

 

yukimasa1801.hatenablog.com

 

 

 

文章にすると、この一コマなみにあっさりとした感じで軽く見えますが、実際には二人とも真面目なタイプです。

 

f:id:yukimasa1801:20170219001256j:plain

 

また、一度回答に詰まっているくだりがありますが、これは今まで女性から告白された経験がなかったので、単純にびっくりしてしまっただけです。

 

本心では、これからも一緒にいたいと思っていました。

 

 

 

ちなみに、この子は僕が年始に掲げた厳しい(?)条件をすべて満たしています。 

  

それにも関わらず、路上で声をかけてきた怪しい男を選んでくれるあたり、人生というのは面白い。

  

世の中にはこんな番狂わせもある、という今回のお話をもって、本ブログの締めとさせていただきます。

 

 

 

これでナンパは引退… 

 

 

 

ではなく、

 

 

 

彼女により素敵な時間を提供できるように、活動を継続してさらに男を磨きます。

 

ハンドルネームを変えて、改めてひょっこりと出没する予定です。

 

 

 

またどこかでお会いしましょう。

 

 

 

7か月間、ありがとうございました!